Winspectorのような開発に便利な補助ツールまとめ
当サイトではまずWinspectorについて解説してきましたが、開発において便利なツールはまだまだたくさんあります。
このページでは、そんな中でも特におすすめしたいものをピックアップしてご紹介します。
プログラミング入門の方にも、ベテランの方にもぜひお使いいただきたいツールばかりです。
sourcetrail
sourcetrailは、ソースコードを解析し依存関係をビジュアルで表示してくれるソフトウェアです。
開発の規模が大きくなるほど全貌を理解するためには多大な労力が掛かってしまいますが、このソフトはその問題を解決してくれます。
後述するVisual Studio Codeをはじめとして、様々なエディター、統合開発環境と連携することもできます。
かつては製品として販売されていたものがオープンソース化されたため、今後にも期待がかかるソフトと言えるでしょう。
公式サイト https://www.sourcetrail.com/
Visual Studio Code
Visual Studio Codeは、Microsoftから提供されている統合ツールを備えた軽量なコードエディターです。
現在ではユーザーも非常に多く、日々無数の拡張機能が開発されています。
上手く活用すれば、開発からGitHubでのソースコード公開までを、Visual Studio Codeで完結させることもできてしまいます。Atomなど、他のエディタとも比較して、快適な環境で開発を行いましょう。
公式サイト https://azure.microsoft.com/ja-jp/products/visual-studio-code/
Inno Setup
Inno Setupは、オープンソースのインストーラー作成用ソフトです。
完成したソフトウェアを配布する際、ユーザーにインストールしてもらう形式をとるなら、このソフトを使ってインストーラーを作るととてもスムーズです。
条件分岐が必要であるような複雑なインストーラーも、条件をテキストに起こすことで作成が可能です。
2021年12月29日現在、Windows11にも対応しています。
公式サイト https://jrsoftware.org/isinfo.php
API Viewer
API Viewerは、Win32API(ソフトウェアからWindowsの各機能にアクセスするためのもの)を簡単に扱えるよう、APIの検索および記述内容のコピーを行うソフトウェアです。VBとC#に対応しています。
バージョンを経るごとに複雑、肥大化するWin32APIを利用する上では、このような補助ソフトを使用することで労力を削減することができます。
配布サイト https://www.freevbcode.com/ShowCode.asp?ID=3639
WinMerge
個人開発においてはあまり発生しませんが、複数人でひとつのシステムを開発する場合には、ひとつのファイルを複数人が編集してしまう、ということがあります。
同時編集などを防ぐにはいくつかの対策がありますが、ふたパターン以上のファイルが出来てしまった場合、WinMergeでそれらを差分を調べ、統合してしまうことができます。
このソフトは、ソースコードに留まらず、ディレクトリ同士、画像同士、さらにはExcelシートの比較まで、様々な用途に活躍します。
公式サイト https://winmergejp.bitbucket.io/